Tuesday, May 02, 2006

Mi corazón Colonia Japonesa "San Juan"





優しさってのは強さそのものなんだ。
先日、近隣に住む日系移民の方々のおうちにお邪魔してこんなことを思った。

自家製のお醤油、お味噌、お豆腐、お酒を使った豪華な日本食と釣りたての川魚の刺身で移住地でお出迎えしてくれたM夫妻、取れたばかりの卵、みかんなどのフルーツをお土産に何キロも持たせてくれたMさん、私を娘のようだと言ってお家にいつも招待してくれるご近所のTさん。何もしていない隊員としての活動を心から評価してくれて、見ず知らずの私を家族のように受け入れてくれて暖かい言葉や助言を下さる。

そんな皆さんは、40数年前に地球の裏側に移民しにやってきて、何十年とかけて逆境や困難を乗り越えてきた日系一世の方々だ。「ここは原生林で何日もかけて木を切り倒してさ、風の強い日に火をつけて灰にして、それでもここは熱帯の気候だから二ヶ月もすればまた木が生い茂ってさ。米を作るって言ったって、道もないような森にだよ。初めてここに着いてこの森を見て、愕然としたよ。ここが「楽園ボリビア」かって。」遠い目をして話しながら、当時を思い出しているのか、本当に驚愕している顔をして、その後Mさんは視線を落として黙り込んでしまった。その視線の先に、我が物のように聳え立った熱帯の木々が映って見えた気がした。

逆境の中に身をおいた人は、他者と互いに助け合わずして生き延びることはないと悟るのかもしれない。難儀に会いつつもその困難に屈しなかった人間は、気丈者となり他者を尊重し慮る気持ちの余裕を持つのかもしれない。なんて、勝手に優しさと強さの関係を考えてみたけれど、もっとシンプルに考えられないか。つまり、誰かに優しくあるためには、勘定高く極端な話し、ある程度自分の何かを削る必要があったりする。自分の何かを犠牲にすることが出来る強さってのが、俗に言う優しさなんじゃないか。って、屁理屈はどうでもいいやね。自分に厳しく他人に優しい、こういう強い人間に私もなりたい。

2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

Happy Cinco de Mayo! How did you celebrate? My brother made tacos, and pretended to talk Spanish, but was really English with "o" at the end.

Friday, May 05, 2006 11:14:00 PM  
Blogger Natsuko said...

Some my colleagues organized a party for me at the back yard of my host family’s house. We had BBQ, wine and beer...!! it was very sweet of them to buy ingredients and cook for me...even though i didn't eat that huge chunk of meat..;P

Friday, May 05, 2006 11:51:00 PM  

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