Thursday, April 13, 2006

Los negocios



商売って面白いんだな。ボリビアにて新しい発見。

私が今まで関わった商売歴をたどると、中学時代に友人と出展したフリーマーケットと大学生時代に小遣い稼ぎに遣ってたYahooオークションくらい。どちらも家にある使用しないものを売っていたので、細かいこと抜きにすると元値ゼロ。例えば、渋谷LOFTで買った3メートル弱のクリスマスツリー、家族が海外旅行中に買ってきてくれた小物や化粧品などの免税品、衝動買いしちゃった物、その他下らないものから特定の人には価値あるものまで色々。仕入れも生産過程もないただの販売活動。しかも、自分が要らないものなので、商品に誇りをもてない、消費者に申し訳ない、是非投売りさせて下さい、っていう消極的販売活動。これじゃ、面白みも感じないわけだ。

商売、特に生産活動を含んだ商売ってのは、その商品を通して人々に思い、哲学、メッセージを伝えることだったり、誰かを幸せにしたいという願いだったり、誇りであったり、自分の世界観やアイデンティティーを映し出す鏡だったりする。消費者が購入してくれる度にそれらに対する評価を得る。しかも、どこで、いつ、どの年齢層に、どれだけ売れたかってのが目に見えるわけで、定量的に分析できる形である程度正当に評価されるわけだ。自分自身を売っていると言ってしまっても差し当たり間違いないのかもしれない。

なんだかこんなことを考えていると、陳腐な支援活動にも見える途上国の人々の経済的・社会的自立を目指した所得向上プログラムってのは、夢とロマンと可能性があるような気がしてならない。

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