Friday, April 21, 2006

Curso del uso de la soya en la alimentacion



今日は極めて嬉しいことがあったのだ。

ずっと探していた栄養士(学士号以上)を任地でやーっと見つけ、且つ、拙いスペイン語で話す私の話を嫌な顔一つもせずに2時間近く聞いてくれて、最終的には無償で5日間に及ぶ栄養教室の講師になってもらえる約束をしてくれた!初めの開催地は任地から車で30分先の人口2万人のミネロ市。開催予定日は、5月の第1週と第2週で、女性グループ25名と子供栄養センターの料理担当者2名、その他希望者も巻き込んで地域の文化センターにて行います。

ボリビアにおける大豆生産量は南米一の貧困国にしては非常に誇れる堂々世界第8位(2003)。ここの大豆はちっともボリビア人の口には入らず、豚などの家畜に捧げられるか、コロンビアやチリなどのラテンアメリカ先進国に輸出されるか、国内で消費されるにしても激安の大豆油になるのみ。多くの人が大豆の栄養価の高さ、その安さを知ってはいながらも、大豆の美味しさを知らない、料理法が分からない、知っていても大豆を料理するのは手間がかかる、なんていう理由で大豆は料理の具として重宝されることなく、習慣的に食べる人もほとんど皆無という状態。更に、肉のない食事は食べ物といえない、肉を毎食消費しなければ病気になるなんて本気で信じている人が多く、肥満、糖尿病患者の数も見るからに多い。

プロテイン含有量で見ると、大豆1Kgは、牛肉2Kg、牛乳11リットル、卵60個、米5Kgに相当する。価格で見ても、大豆1Kgが4Bs(60円)に対して肉は1Kgは15Bs(225円)。(日本円で考えるとあまりに安すぎて違いすら感じられないね。。。)貧しい家庭になればなるほど、実に安価な野菜、果物を全く摂取せず「高価な」肉に執着する傾向があるとよく現地の人から聞く。ちなみに私のホストファミリーは市内では上の下くらい裕福な家庭で、母親は人口10万人の住む郡全体の保健医療に関る業務を管理し各病院や保健センターの業務全般を指導する保健管区長ですが、その子供たちは毎食チキン、米、食用バナナ、じゃが芋のみを食べる。こんな感じで野菜の摂取を極力避けている人々は周辺にいくらでもいる。

さて、「嬉しいこと!」と書いたのだけど、実のところ心境は複雑。講師になることを受け入れてくれた栄養士さんには今後、郡内の数十箇所の保健センターや女性グループに大豆のすばらしさを理論と実践の両方を通して教えて頂きたいとは伝えてある。でも、無償ってのはあんまりじゃないか。って、恐縮してしまう。自分で頼んだくせに。。。

何とかして彼女が報われるような報酬を、予算をとらなければ。。。市からってのが一番妥当なようだけど、既に彼女の勤めるセンター自体が市管轄下にあって、今以上の給料を市に頼むのは非現実的だ。私の配属先の予算も市の管轄下。。。参加者は各自で材料を持参する必要があるので、これ以上の出費は受け入れられない。あーもう、望み薄だろうがなんだろうが、請願書書いて市役所と配属先両方に提出してみるっきゃないか。だめならそんとき考える。。

写真は、この栄養士が勤める「学校給食朝食センター」の建物とそのオフィス。

4 Comments:

Blogger Giovanni said...

はじめまして。

偶然、見つけてのぞいてみました。
Boliviaは、行ったことはないのですが、
大親友(スペイン人)が、以前、
研究のため何年か暮らしていたことがあり、
何となく、親しみを感じています。

その友人は、今はUNICEFの仕事に関わっており、
アフリカは、Senegalにおります。

ちょくちょく、のぞかせてもらおうと
思っています。

よろしく!

わたし、Giovanniのブログへも
ぜひ!
”Around the Round Table”

Saturday, April 22, 2006 11:13:00 AM  
Blogger Natsuko said...

This comment has been removed by a blog administrator.

Saturday, April 22, 2006 12:21:00 PM  
Blogger Natsuko said...

Giovanni さん、

コメントありがとうございます。

チラッと除くつもりでGiovanni さんのブログいってみました。気付いたら、ふっと吸い込まれて、「 fleur du Senegal セネガルの花 」を何度も読み返してました。。私の大事な友人や家族のことを思い出して笑顔がこぼれていたり。素敵なブログですね。私もちょくちょく覗きにいきますね。

友人Vさんはセネガルで、栄養や保健医療関係のお仕事をされているのでしょうか?
私自身、保健医療、特に栄養、公衆衛生のプロジェクト関係でボリビア・サンタクルスで活動しています。何かの機会に国際協力の分野で働くVさんのお話が聞けたら嬉しいです。

ではまた;)

ciao!
NACHITO

Saturday, April 22, 2006 12:35:00 PM  
Blogger Giovanni said...

Hola!

Re コメントありがとうございます。

東京はなかなか春本番という感じにならず、
今朝も少し肌寒いです。

さて、友人のVですが、
こちらをご覧になると、分かり易いかと?
”The hidden hunger of the vitamin and mineral deficient child”

Vは La Pazに住んでいました。

参考までに!

またまた!

Saturday, April 22, 2006 10:30:00 PM  

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