Sunday, February 26, 2006

La Carnaval en Motero


カーニバルってのは、ラテンアメリカのどの国にも、どんな田舎にもあるらしい。私の任地モンテロでも、24日(金)22時半から3時までカーニバルが開かれた。モンテロは県内第二の都市という割には人口10万人しか住んでおらず、ここから1時間ほど車ではなれたところにある人口140万人の市サンタクルス市と比較したらちっぽけな町だ。しかし、昨晩はサンタクルスに負けないようなカンバ・スタイルの激しいカーニバルが開かれた。(カンバ=北西のアンデス山脈周辺に住むコージャやその文化に対して南東の低地に住む人々やその文化を指す。)

毎年、カーニバルは金曜夜から次の週の火曜日にまでわたって各地で開かれ、その間は仕事はお・や・す・み。とにかく皆踊って飲んで食べまくる日々を過ごす。一年間稼いで貯めたお金を全てカーニバルのために使い切ってしまう人も少なくないらしく、人々にとっては今後1年間の生活をかけたビッグイベントだ。

昨晩のカーニバルで、新しいラテン文化を発掘。相手が知人であろうが見知らぬ人であろうが、とにかく泡スプレーを互いに掛け合うという習慣。子供だけでなく大人達ですら、おめかしした相手の服やカバンや顔面に泡スプレーを思いっきりかける、かける、かけまくる。両者ともかなり楽しんでいる模様。一方私はというと、250ドルの素敵なトレンチコートの上にかけられた泡を始終払いながら、かけてくる奴ほぼ全員に、ふざけるな、と怒りをぶつけまくる。2歳くらいの子供を罵った時、周りの家族の空気を読んで、ありゃこいつはまずいことしたなと初めて反省。しかしそれにしたって質の悪い慣習じゃね?顔面にかけられて目を真っ赤にしている人、カバンの中が水浸しの人、デジカメを壊された人なんかがごろごろいるっつーのに、それでも楽しいと言えるこのラテンな文化。

ラテン文化は間違いなくこのカーニバルから恒常的に醸造されてきたと思わせるようなハチャメチャぶりだ。来年は私も泡スプレー買うぜ。いざ、リベンジ。


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