Saturday, December 02, 2006

Los libros que comprè en Buenos Aires



そうだ、先月総会のためにラパスにあがって隊員連絡所から数冊お借りしている本があるのと、友人が日本から単行本をありがたいことに持ってきてくれたので、一時的にであれ日本語の活字が存分に読める環境になった。これから読み終えた本をここで書きとめていくことにしよう。書評なんて書き下ろせる人間じゃないんで、ただ、読んだ本の名前と筆者と好きだったフレーズを紹介。

ヘルマン・へッセ 「郷愁」

「私の好きな、休むことなく動く雲についで、ああいう船ほど、はるか遠くを走り、小さくなって、開いた水平線の中に消えてゆく船ほど、あこがれとさすらいを美しく厳粛に現すものを、私は知らない。」

「各人めいめい、自分特有の本質を知らないくせに、一個の人格、はっきりした人物をよそおうように余儀なくされる・・・。私は自分自身にそのことを確認して、妙な気持ちになり、人々の確信に迫ろうと欲することを断念した。」

「人生からも友人からも、自分が与えうるより、ずっと多くを受けるというのが、いつも私の運命だった。」

「私たちの美しい短い生活を塩からくし、台なしにする小さな悪徳の数々、たとえば、怒り、焦燥、不信、虚偽などー私たちを醜悪にする、いとわしい不潔なうみがすべて、この人の場合は、長い徹底的な悩みによって、苦痛のもとに焼ききよめられていた。」

「悩みや失望や憂愁が訪れるのは、私たちを不愉快にし、価値も品位もないものにするためではなく、私たちを成熟させ、光明で満たすためであること・・・。」

「芸術はいつの世でも、われわれの中にある神性の無言の願いにことばを与えようと努力してきたのだ・・・。」

実は、アルゼンチンでスペイン語の単行本を数冊買ってみた。ボリビアでは本はバカ安いが、表紙が薄っぺらいし種類もない。
-ヘッセ「デミアン」
-ニーチェ「アンチクリスト」
-老子「道德經」
-Wei Hui「Shangai Baby」

このコレクションだけ見て、私がどんな人間かを即判断しないでください。確かに、活字にすると異様ですが、そんなに暗い人間でもないですよ。今のところ、自分見失ってもいないです。俗に言う、そういう人に限って発せられる言葉だったりもしますがね。

写真はブエノスアイレスNO2。

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