Sunday, August 13, 2006

El seguimiento del curso de la soya NO.2


活動のフォローアップってのは、言うまでもなく活動のその効果に大きく関わってくる。もっと言っちゃうと、フォローアップがない活動は殆ど意味がないと思ってもいい。能力開発ワークショップを行っても、実際に参加者が学んだことを他の人に伝えたり実施しなければ意味がない。実際に、15年以上前に大豆料理教室に参加したという学校の売り子がいたが、彼女は学んだ当事から今の今まで一度も作ったことがなかったという。

今日は、活動のフォローアップに関するお話。

5月・6月に実施した栄養教室の第一段階フォローアップを現在展開中。内容は、当栄養教室に参加した学校で働く売り子達を訪問し、当教室で学んだことをきちんと遂行しているかを視察するというもの。今回の栄養教室ではミネロ市役所の力を借りて地域の公立学校で働く売り子達を義務で参加させた。この売り子達の多くは経済的に貧しく、学校内または学校近辺でスナックを売って生計を立てている。

ちなみに、売り子の中には、学校内にキオスク(売り場)、キッチンおよび宿舎を提供してもらい、そこで家族と暮らす傍ら教室掃除、ガードマンなどの役目を果たしている者も多い。ちなみに写真に写っている木造の建物は売り子の家(洗濯物がかかってる写真)で、キオスクと隣接している。

この地域では給食制度がないため、売り子達が売るお菓子、パン、飲み物(ジュースやソーダ)が子供たちの朝食、10時のおやつ、また子供の家族事情によってはお昼や夕飯までになっている。つまり、彼女達が栄養を考慮した飲食を提供することなしに、地域の子供たちの栄養改善はないといっても過言ではないのだ。この地域で栄養状態が悪いと診断される子供たちは25%。つまり、4人に一人は病気にかかり易いし、発育状態も悪いってことになる。栄養が不良なために髪の色が抜けている子供もよく目にする。

さて、この売り子達は学校の先生の代わりに生徒達の面倒をみることもある。写真では、グラウンドで生徒達がランニングをしているものがあると思うけれど、後姿のでぶっちょさんは売り子さん。彼女は、学校の先生が忙しい際に体育の先生に化けてしまう。売り子さんは、子供たちからは母親のように愛され信頼され頼られている。彼女達が、愛情と大豆入りの飲食を作って子供たちに提供してくれたらなーという思いで巡回を続けている。

巡回を始めたのは約2ヶ月前。初回は5つある学校のうち1校で1人の売り子が大豆使用のお菓子を断続的に売っているのみだった。他の売り子達に対して、何が問題で、どう解決できるか、やることでどんな利点があるかなんていうことを話しながら足を運び続けた。

大豆料理をしない理由はみな似たような感じで、
「時間がない」
「大豆を売っている場所が分からない」
「子供たちは大豆は嫌いだ」
「昨晩寒かったから」
「学校にオーブンがない」
それでも、解決策を一緒に考えたり、他の売り子達の例を出して、どんなものを作っているか、生徒達の反響はどうか、大豆何キロに対していくらの収益になっているか、などの実際の情報を伝えたり、また、売り子が作った場合は必ず試食・試飲して「授業で作ったものより美味しい!才能あるよ!」なんて誉め殺しにするなどして、モチベーションを持ってもらう。そうこうしているうちに、2ヶ月がたち、最終的には4校まで大豆を使用したスナックを継続して提供するようになった。中には自分でオリジナル大豆使用商品を作りだすものも出てきた。

巡回の際に、他の売り子や学校関係者に声をかけられた。「私も大豆料理や栄養について学びたい」、「他の売り子の商品も管理・指導して欲しい」なんていう声が上がってきたのだ。当市役所でも、継続した教室の開催に積極的で、再度協働して9月半ばにより多くの学校と売り子を対象にした大豆栄養教室第二段を開催予定だ。




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