Sunday, August 06, 2006

Haciendo Diagnostico en 36 centros de salud de la provincia



現在、赴任先の郡内にある36の公立診療所や病院を廻っていて、そこで実施されている住民参加型保健活動に関するアンケート調査や視察を行っています。アンケート調査の主な内容は、グループ別(子供、女性、若者、成人)の地域に特有の病気とその原因、また2005年度に医療施設主催で行った住民参加型保健活動の詳細について。これで大雑把に、どこの地域のどの医療施設でどんなテーマの保健活動を強化すべきか、足りない原因はなぜなのかってのが弾き出せると思うのだ。

同じ市内にあってもそこで働く医療関係者によって実施されているかされていないのかに大きな差がある。内容もマテリアルも方法も様々。地域によって住民がかかりやすい病気も異なるので、調査方法もアンケート結果だけに頼らず現場で動いている人間と直接何度も会ったり実際にワークショップなどに参加したり、一緒に村に巡回診療についていくようにして総合的に判断できるよう努めてます。

しかし、一言で巡回とはいえるものの、診療所を廻るだけで1日かかるところも少なくない。交通機関が病院まで存在するところというのはレアで、橋のない大きな川をジープで越えないといけなかったり、一日に1度しかバスが通っていなかったりとか、自家用車がないと大概の小さな診療所までいけないのだ。(こういうときは、各市で最も大きな病院や市役所の人間とコラボして車を出してもらっている。)でも、そういうアクセスの悪いところだからこそ、住民は基本的な病気の予防知識を持つべきで、やはりこういう啓蒙活動ってのが、彼らの生活の質を向上するために非常に重要な要素になってくる。実にやりがいのある仕事だ。

写真について。週に1度医師が診療所に巡回しにくる。それに合わせて診療所に集まってくる住民。もう一つの写真は、診療所の目の前で、羊の写真のおくにある藁葺きの屋根があるところが乗り合いタクシー乗り場。とにかく来るまで数時間でも待つしかない。残り二枚の写真は、アンケート調査の内容を各診療所で働く看護士らに説明している私。

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