Todos Santos
今日は記念すべき日。
今日からちょうど一年後、2007年11月30日に私はボリビアを去る。そう、あと残りちょうど1年。今、カウントダウンのねじが回り始めた。
最近の協力隊事業は実に厳格で、契約上の任期が終われば延長をほぼ認めずに容赦なく日本へ帰国させる。数十年前のOB/OGに会うと、「私は、ニジェールに10年協力隊としていました。」って後光かかったような人もいるってのに。
よく言われていること。歳をとればとるほど、時間の流れが速まるとか、時の経過に疎くなるとかいう。その理由に、目新しいものに触れる機会が減り人生が単調になるからとか、常に目前の仕事に終われて時間の刻む音が聞こえなくなるとか、ミヒャエルエンデの「モモ」がそう言うからとか、いろいろある。
しかし、こんなにも一年って短いものか!この2年間、I have no doubt that 私の人生で二度と在り得ない経験を積むことになる。既にこの1年間は私の青春時代であり、その間に、私自身を内省する機会を与え、多くの学びを授けてくれた。語学力向上、コミュニティー医療保健の知識、プログラム企画・作成・実施・フォローアップを遂行するスキル、協働する(してもらう)ための口説き方(モチベーション作り)、他人を信ずること&自分の是を認めることの尊さ、人生の指針の旗を立てるに至ったこと、想像もつかないような私の知らない世界や社会がまだまだ地球には在るんだってことをこの実感を持って体験できたこと、etc.
帰国してから、数十年後、「今の私になるために、一切合財がこの経験のうちに在った。」って胸を張って言える様に、清く勇ましく粘り強くこの地で残り365日を生きてやる。
写真は、私が最も慕っている同僚の一人であるRosaの家で、10月にボリビア版お盆の日(Todos Santos)に朝食を招待された日のこと。同僚は、地域での信望も厚く、社会的な地位も高いけれど、こんな簡素な住居に住む。彼女の家族が大好きだ。
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