Tuesday, February 20, 2007

La carnaval de Oruro 2007 pase con una familia de una de mis colegas













オルロ(標高4000M位)のカーニバル行ってきました。言うまでもなく豪華なひと時を過ごしたわけですが、観客として参加するよりも実際に踊った方が数十倍も楽しかったなあと、やっぱりちょっと後悔もしたのでした。毎年、隊員が何人も参加していて、今年はラパスやコチャバンバ隊員を目撃。かわいらしいコスチュームに身を包んでミニスカからお尻を丸見せしながら踊っている皆!ああ、うらやましい。一日4時間ぶっつづけで踊り行進し続け、ゴール地点は教会。踊り子はVirgen(マリア様)のために踊るんだそう。踊っている最中には、観客から温かい声援やビールのご馳走などを受け、モチベを維持し続けるんだとか。

カーニバル、一度は是非行く価値が大ありですが、私はもう二度と結構でございます。カーニバルの影の面、観客にとっては現場は命も危ぶまれるほどの戦場なのであります。水風船や水鉄砲を使って、全身がずぶぬれになるまで容赦なく水を掛けてくる。泡スプレーを発射してくる。子供も大人もおじいちゃんもおばあちゃんも皆楽しそうに笑いながら攻撃してくる。外人ってだけで、面白い標的になる。私は、本気でグーで反撃をしかけるタイプなので更に多くの敵を増殖し仕舞いには一人囲まれる。背中から水風船を幾つも入れられ、目に泡スプレーの直撃を受け、3階の窓から数名の悪がきにマシンガンでずぶ濡れにされ、惨めもいいところ。

Ándate a la mierda!(ふざけんな!/地獄に落ちろ!)なんて、お下品なお言葉どこで覚えたんでしょう。顔に掛けられた異臭を発する化学製品の泡を拭いながら罵倒する私。しかし、あたりを見ても、仕掛けてきた悪の一団らしき人物が独りもいない。物静かそうなチョリータ(民族衣装を着たインディヘナの女性)さんや小さな可愛らしい子供達が困惑して私を見返してくるだけ。ちくしょう。。。やつら、プロだぜ。いや待てよ、このチョリータ、この広がったフリフリスカートの下にマシンガンを隠してるとかじゃないよな、一発かましておいて方がいいだろうか、なんて血迷いながらも、一緒にカーニバルを見に来た同僚の小さな従兄弟2人とカーニバルを背にしてとぼとぼ寒さで身震いしながら歩き出す。

「もういい、もういい、大人しく帰る。」と口ずさみながら自分を落ち着けようとしていたら、マンションの上のほうから投げられた水風船が私の頭部に直撃。水風船が割れると同時に私も爆発。9歳と11歳の子供たちを前にして、涙が頬をつたって流れる。無駄に帽子を深く被るも背の低い子供達には難無く目撃される。「ナチュ姉さん、あっちの角から行けば攻撃受けないから、もうちょっと踏ん張ってみようよ。」「いい、もう帰る。」と跳ね返すも、自分の大人気なさに恥ずかしくなって、「そうだね。せっかくだものね。行ってみようね。」とすぐ言い直した。目的地にたどり着く間、9歳のマルコは、マシンガンを持っている輩を見つけると「おまえ、打つなよ。彼女は寒くて震えているだから。」と私をかばう。なんて男らしい。酔っ払いが「チーナ~(中国人女性)」と声色変えてよってくるを見るとマルコは私の手を引っ張って「走って逃げるよ!」なんて言って私を守り通す。

オルロでのこの経験、私のボリビア生活の生き写しみたいなものでした。ボリビアにて、理不尽で理解の越えるあらゆる困難を私が乗り越えられてきたのは、やっぱりボリビア人の愛と、その勇気と、その思いやりのある救済からなのでした。またこの国に感謝することが増えちゃいました。


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