Thursday, March 22, 2007

Me moridio un perro en la calle cerca de mi casa

大惨事発生・・・21日夜、近所の路上で犬にかまれた。

左の足首。皮膚がぽっかり開いた。骨が見えた。噛まれてそのまま道に倒れた。手足が震えてる。インドでデング熱をもらったときと同じような動揺。野次馬が瞬く間に20名ほど倒れている私を取囲む。

「この犬、狂犬病のワクチン打ってる?」

私の第一声。結構落ち着いてる。次に何しなきゃいけないか頭の中で考えてる。噛まれた後に打つワクチンがある場所を思い出してる。その間に犬の飼い主が狂犬病ワクチンを打った証明書を手に抱えながら、私に近づいてきた。とりあえず二人で近くの病院に行くことに。近所のお兄さんが車を出してくれた。

お兄さん「あの犬、もう何人と人噛んでるんだぜ。」
私「え。何人くらい?」
飼い主「12かな。」
お兄さん「12人中、半分はもう死んだよ。」
お兄さん・飼い主 (大爆笑)
私「・・・(いや、笑えねぇ。)」

緊急病棟で手当てが始まる。嫌なことを思い出した。隣町で犬にかまれた先輩隊員が病院で傷口をプラスチックの固いブラシでかなり強くこすられ、痛さのあまりに失神したという話。

私「先生よ。ブラシは使わんでくれないか。」
医者「もちろん。僕ブラシもってないし。」
私「ああ、それはいいやね。ブラシで傷口をあんまり強くこすったら、それこそ危険だよ。」
先生は、綿を使って2種類の消毒液で洗う。ブラシがなくてもやっぱ痛い。しかし、当病院には私の同僚も多く、私を知っている人が多いので、泣くのも、叫ぶのも、許しを請うのもとにかく我慢。我慢の10分間。あっけなく終わる。

全工程が終わって、報告と確認を込めて事務所の健康管理員に電話する。

管理員「いますぐ街まで出てワクチン打ってもらってください。」
私「先ほど説明したAntitoxicoという打たれた注射は、もしかして狂犬病ワクチンとは違うんでしょうか。」
管理員「それね。破傷風を防ぐやつで、打っても打たなくてもいいのよ。じゃ、今から街まででてねー。」

時計を見たら夜7時。ぎくっ。夜の街はちょっぴり危険で怖いのだ。
街行きのバスに乗って20分。骨の中に亀裂が走るような痛みが始まる。太ももを強く押さえて、痛みを紛らわす。急に頭がぽーとしてきた。日本の家族の顔が浮かんだ。母の声が聞こえた。兄弟や父の笑顔が見えた。涙がほろほろ落ちた。暗いから誰も見てないだろうと思って、気が緩んだんだろう。

一時間後、私立病院に近いところでバスを降りた。降りたというか、落ちたに近い。足が動かない。血が包帯から染み出てきていた。タクシーに身を投げ入れ「病院まで」と言うので精一杯。病院から道路を挟んだところで下ろされ、道を渡りきれずに上半身が地面に落ちてしまった。足が持ち上がらない。バスに轢かれると思ったとき、目の前で止まって早く渡れという合図を出していた。「渡れていたら、もう渡ってるさ。だけど、止まってくれてありがとよ。」とつぶやいて病院のレセプションまでけんけんと乱れ髪で到着。

医者「患部は石鹸と水でちゃんと洗いました?」
私「いやー、もうそれはそれは綺麗に洗って頂きました。もう2回も洗う必要なんてないですよ、先生。」
医者「よし。念のためもう一度洗っておこうな。感染すると怖いからね。」
私「いや。。。しぇんしぇ、それだけはホント勘弁して。。。。」

声が出たいのに、痛すぎて出ない。顔のどこかで詰まっていたんじゃないかな。私すごい顔していたと思う。先生にお願いして、今夜眠れるように痛み止めを出してもらう。帰り際、病院内では車椅子に乗せられてタクシー乗り場まで。立ってても痛い、座ってても寝ていても痛い。いっそのこと失神したいと思ったが、我に返ってこの痛みを無条件に受け止めることにした。翌日。昨晩注射を計3本、それも並大抵の強さではないものを打ったためか、吐き気、頭痛、めまいがする。午前中は診療所で車椅子に乗りながら仕事。午後はお休みを頂くことにした。昨日から食事が喉をとおらない。ただ眠りたい。

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