Saturday, June 03, 2006

El cruso del uso de la soya en la alimentación por 5 días

2ヶ月前に企画・調整を始め、やっと無事に終えた5日間に渡る栄養教室。参加者は計64名。なかなかの人数。しかし、考えてみたら、何かに獲りつかれたかのように、「何でもいいから」プロジェクトを興したくて手探りで人材、資源、きっかけ、コネ、信頼関係、予算を探すためにあちらこちらを走り回っていたような気もする。ここに来て初めて実施できた、ある意味で完結型のプロジェクト。

「楽しかったっ。」(ハート)

さて、「楽しかった」のはいいとして、これから、当栄養教室のフォローアップをどうするかってのが今後の課題。栄養ってのは日々の習慣や意識に大きく関わるもので、こういった人々の奥底に染み付いた感覚みたいなものを変えるのには、たった5日間にわたる「楽しい」料理教室では何にもならんだろう。

と、いくらでも批判はできるのだけれど、私がちょっとした工夫を凝らした(つもり)当栄養教室の特徴を紹介。

【対象者(子供の栄養に責任を持つ人々を選定)】
・ 学校周辺のキオスクでお菓子やパンを売る売り子たち(市役所の助けを借りて参加義務を負わせた。というのも、当市には給食制度がないため、多くの子供がキオスクで朝食を買って食べている。)
・ 母親(複数女性グループのメンバー)
・ 公共の保育所(市には2つ保育所があり、その一方)で働く料理人(6ヶ月から10歳の子供に朝食、昼食、おやつの時間に食事を提供する)

【オーガナイザー(市で影響力を持つ人々を選定しボランティアとして働いてもらった)】
・ 市で最も影響力のある2つの女性グループのリーダー2名
・ 市役所の役人2名
・ 市で最も大きい市立病院の看護士
・ 学校給食を担当する栄養士(当市には栄養士が存在しないため、近隣で探した)

【マテリアル(現地にあるもの、現地で作られたものを使用)】
・ 市内で取れる材料(大豆など)を使用
・ 空欄のままで書込み式のレシピを配布(各自の言葉で再現できるように栄養士が工夫して作成)
・ JOCVが作成した紙芝居式の教育教材(テーマは栄養、衛生)を使用

【手法(単なる料理教室ではなく、理論にも力を入れた)】
・ 参加者応募の宣伝にはテレビCM、ラジオCMを利用
・ 毎授業、20分間の理論(大豆の利点<栄養素や経済的コスト>、栄養の概念、衛生について)と2時間の実践(大豆を使用した料理教室)
・ 自分自身の食に関する習慣や栄養に対する考えを見るためのテストを実施(後日、アナライズして返却)
・ 5日間のクラス後にアンケートに答えてもらう(後日、アナライズして返却)
・ 栄養教室終了後に、街の中心のプラサで参加者による大豆を使用した料理の展示会を開催。市長などのオウソリティーやマスコミを招待し、参加者以外の人々の関心も高める。また、参加者各自が作った大豆製品を他者に試食・試飲してもらうことで、今後持続して大豆を使った料理を作り続けるようなモチベーションを抱いてもらう。

【今後の可能性(もちろん未定だけれど)】
・ 参加者の中で興味のある人を募って大豆を使った栄養食品の開発、および販売活動
・ 学校を中心に子供向けの栄養教室、衛生教室の実施。ファシリテーターに参加者を起用。
・ 数ヵ月後に参加者を再び集めて、栄養や衛生、大豆に関するワークショップを開催し、フォローアップを行う。

試行錯誤の中で学んだことは数知れず。例えば、どんなに事前の打ち合わせで必要な物資の確認をしていても当日にならないと誰も動かないため、当日にハプニングはつき物だとか、参加者の中には字を読み書きできない人が必ずいるため、今後レシピ作成には絵を多用するなどの更なる工夫が必要だとか、参加者に貸し出す料理道具や鉛筆などは何度お願いしても持っていってしまう(盗む)人がいるという悲しい事実だとか、5日間の中で参加者の間で独自に参加の方法を改善しようと意識付けあったり、字の読み書きをできない人を助けたり、必要なものに対して出せる人の中で資金を集めて買いあったりするなどの自主性が芽生えたりするような涙ぐましい状況に感銘を受けたりとか。。。

一先ず、明日の展示会を終えたら、当栄養教室の第一幕はフィナーレとなる。第二幕には、どんな展開が待っているかしら。ああ、人事のようだ。本当、何をしよう。とにかく、これで終わりには出来ないな。

数ヶ月間自分の仕事を投げ捨ててまでボランティアとして当料理教室のオーガナイズに関わってくれたた栄養士や市役所の地域開発担当者には言葉では表せないほど心から感謝している。ボランティアで働いてくれた彼女達にどんな形でお礼をしたらいいのだろう。彼女達と今後も一緒に活動をしていけたらいいのだけれど。どんな形で持続して活動を共に出来るように鼓舞できるだろうか。







2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

こんなすごいプロジェクトができちゃったなんて、なんか客観的に見てるとすごいよ。
気が抜けないうちに、次なる目標に向かって頑張れ~ まあ、疲れない程度にね。
ワンコロはすご~くかわいい(ハ~ト)♪

ORANGE

Wednesday, June 07, 2006 8:42:00 PM  
Blogger Natsuko said...

ふふ、Orangeありがとう。この活動をどう彼女達の日常にまで繋げていけるかだわ!
ワンコロって、犬のこと?それともイエローのこと?(笑)

Wednesday, June 07, 2006 9:51:00 PM  

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