Monday, January 15, 2007

Natsuko cumple uno de sus sueños

任地に来てから、一番ビッグな活動になった「モンテロ市2歳児以下の栄養改善プロジェクト」。
昨年12月に無事に終った。。。ここでは、1)このプロジェクト実施のきっかけ、2)準備、3)実施、4)今後の計画、5)プロジェクト実施によって得たもの、そして6)所感について簡単に紹介したい。

1)プロジェクト実施のきっかけ
任地着任3ヶ月目から、配属先とはやや距離を置いた形で、市役所や地域の学校給食の責任者である栄養士と中心になって栄養教室を3回開催してきた。その評判が、配属先の同僚の耳に届き評価されるに至り、配属先との協議の結果、2006年後期予算申請(年間計画表:POA)の際に、栄養改善プロジェクトが配属先主催のプロジェクトとして盛り込まれ、企画書を市役所に提出し十分な予算を獲得するまでに至った。理想的には市内2万人が裨益するプロジェクト。

2)準備段階
土日、平日の夜を使って上司Rosaの家で、夜な夜なパソコンに向かって、企画書を作成。気持ち悪いほど静かだなと思って隣を見てたら、上司がすやすや寝ていたりする・・・・。うっ、ただでさえ自分の仕事で休む暇がない人なのに、私のためにここまで協力してくれている上司を叩き起こすなんて申し訳なさ過ぎてできない。そんな日々が続き、やっと2週間で30ページの企画書作成完了。市役所に提出したのが9月。市役所から予算が下りる連絡が入ったのも9月。その後、キューピッチで、共同機関とのコーディネーションをすすめる。

3)実施(期間は2006年11月~12月の2ヶ月間

市から得た予算会計報告の期日の都合上、2006年12月中旬には終了させなければならない。ただし、他の協力機関との調整でマンパワーの問題にぶつかり予想以上に時間がかかったことから、プロジェクトを始められたのが11月と非常に遅い出出しになった。

第一段階:
11月に実施した栄養教室は、民間の電力会社と市役所から資金面での援助、国立大学からマンパワーの協力、2つの民間精製会社から大豆100Kgの寄付を得た。国立大学の栄養科研究所に勤める技術者が講師となって、大豆を使用した栄養教室を市内の8つの医療施設の医療関係者、8つの公立幼稚園の先生、各医療施設が招いた地域の代表者(大概は母親)を対象に4日間のワークショップ(実施:大豆を使用した料理教室、理論:栄養や大豆のベネフィットについての理論について)、また、教室終了後には土曜日に市の中心地プラサにて参加者が中心になり展示会を開催し大豆料理の販売を行った。TVで広報活動をしたのが功を奏したのか、多くの来場者が!大豆商品もほぼ完売した。また翌日には展示会の様子が地元の新聞の一面に載った。

第二段階:
プロジェクト第二段階では、第一段階に参加した医療関係者がファシリテーターとなって各診療所の管轄化にいる住民、特に2歳以下の幼児をもつ母親に対してキャパシティービルディングを行った。基本的には、企画から実施まで各診療所が責任を持って行う。私の仕事は、マテリアルを用意すること、ワークショップを視察すること、その他問題が生じれば共に解決できるようサポートすることである。市から得た予算会計報告の期日の都合上、開催のためのコーディネーションや準備作業を早急に進めなければならなかったが、第一段階終了後、各診療所の担当者たちがそれぞれの企画書を中々提出してくれなかった。配属先の上司らまで心配してくれて、各診療所の代表者らに圧力をかけてくれた。おかげで、ぎりぎりではあったものの6箇所の医療施設主催で計9つのコミュニティーにて300名近い人を対象に栄養教室を開催することができた。

4)今後の計画
今後、当プロジェクトの対象者となるのは、市内65の公立学校の教師と売店の売り子、老人会、障害者グループである。今年度も新たに市から予算を取れるようにして実施したい。また、第二段階の栄養教室が予想以上に参加者や医療スタッフから好評を受けた。今年度も他のコミュニティーで実施して欲しいとの声が上がっている。なんとか、予算をうまく回したいところ。

5)プロジェクト実施によって得たもの
まず、人間関係の深化。特に、配属先と各医療施設からの信望を得たこと。プロジェクト作成から実施、事後報告書作成やフォローアップの一連を周りの協力を得ながらであっても私の責任の下で一通りやったことで、次は何をしようかなんて向こうから声がかかるようになった。次に、私自身のスキルアップ。こうやって、プロジェクトって実施するんだとか、現地スタイルの細かい報告書や企画書の書き方とか、領収書に必要な項目とか、かかった費用のまとめ方とか、各診療所に企画書と報告書を出させる必要がなぜあるのかとか、常に各診療所内部での力関係とか、配属先と診療所の上下関係とか、診療所のキーパーソンが誰なのかとか、数え切れない学びを実地で享受することになった。

6)所感
今回のプロジェクトはまさに私が将来に渡って専門職としてやっていきたいと思っていたこと。すべてのプロセスに関わったので、全体を見ることが出来た。これが実現できたのは、一重に私の周りにいる家族のような同僚たちのおかげ。行き詰ったときには必ず所長Pilarに相談。彼女の的確なアドバイスと彼女の権限をお借りしてさまざまな困難を乗り越えられた。スーパーバイザーRosaは、アメリカNGOと10年以上働いてきた優秀な人で、企画書・報告書作成の方法やプロジェクト実施のヒントをコト細かく授けてくれた。各診療所の代表者への圧力も彼女がかけてくれた。秘書Jennyは、招待状、報告書、企画書、申請書などのレターを美しく作ってくれた。統計担当者Dannyは、地元の栄養事情のデータをまとめてくれた。衛生管理担当のRudyは巡回の際にバイクで足をだしてくれた。また会計通な彼はかかった費用のまとめ方を伝授してくれた。他にも後10人は軽く紹介できるけれど、さすがに読む側的にうざいだろうからやめます。

次の一年も実りあるものになりますように。さあ、がんばろぉ。

2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

やっぱり、natsさん、ステキです★
その頭の回転のよさは、見習いたい!

身体に気をつけて、
良い一年になりますように!

Monday, January 15, 2007 12:00:00 PM  
Blogger Natsuko said...

Umi,

Q dulce eres, Umicito! Q tenga buena suerte para tus actividades de este año 2007. Bueno, mamita visito tu blog igual y te dejo un mensaje, conpromiso!

Friday, January 19, 2007 11:50:00 AM  

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